取引件数が少なくても複雑になる理由
暗号資産の損益集計は、単純な円での購入と売却だけとは限りません。暗号資産同士の交換、商品やサービスへの使用、ステーキング報酬、NFT、DeFiなどが混ざると、取引日時・数量・時価・手数料を同じ時系列で確認する必要があります。
先に集める4種類の履歴
- 国内・海外取引所の年間取引報告書、CSV、API履歴
- 自分が管理するウォレットのアドレスと入出金履歴
- DeFi・NFT・ステーキングなど取引所外の履歴
- 手数料、取得価額、用途を説明できる補助記録
自分の口座間の移動は売買と同じ扱いではありませんが、移動元と移動先を突合できないと、入金だけが残って取得経路を追えなくなります。
国税庁の計算書と最新FAQを起点にする
国税庁は、暗号資産の売却・使用等で生じる利益の取扱いを案内し、移動平均法用・総平均法用の計算書を公開しています。暗号資産交換業者の年間取引報告書を使う場合は、総平均法用の計算書を使う案内です。個別の申告判断は最新FAQと税務署・税理士へ確認してください。
無料プランの数字を誤解しない
Cryptact公式の2026年8月17日確認時点の料金ページでは、Freeプランは年間最大10万件の履歴を追加できますが、50件を超えると損益計算結果は表示されないと案内されています。国内・海外取引所、DeFi、NFT、カスタム取引の対応範囲も、利用前に自分の取引先ごとに確認してください。
Cryptact公式の料金・機能を確認 / 取引履歴の対応状況を確認
よくある質問
含み益も入力しますか?
この診断に金額は入力しません。保有中・売却済みを分ける前段階として、すべての履歴を集める作業量だけを判定します。
診断が「低」なら申告不要ですか?
いいえ。複雑度と申告要否は別です。件数が少なくても利益や他の所得、本人の状況により判断が変わります。
履歴が欠けている場合は?
取引所のダウンロード期限やAPI対象期間を確認し、メール、入出金記録、ウォレット履歴なども突合します。推測だけで補完せず、必要に応じて税務署や税理士へ相談してください。