固定残業代は、実際に残業したかどうかにかかわらず、一定時間分の時間外手当をあらかじめ支給する仕組みです。確認すべきなのは制度名ではなく、通常の賃金と時間外手当が判別できるか、超過分が追加支給されるかです。
求人票で分ける3つの数字
- 固定残業代を除いた基本給:賞与や昇給の算定基礎になるかも確認します。
- 何時間分で、いくらか:例「15時間分・25,000円」のように両方が必要です。
- 超過分の扱い:設定時間を超えた分を追加支給する旨を確認します。
「業務手当」「職務手当」など別の名称でも、時間外労働の対価を含む場合があります。名称だけで判断せず、手当の目的と内訳を確認してください。
15時間分だから、毎月15時間残業するとは限らない
固定残業時間は実際の残業予定を保証する数字ではありません。見学・面接では、直近の月平均だけでなく、行事前、年度末、土曜行事後の振替など繁忙期の幅を質問します。記録作成、制作物、連絡帳を勤務時間内に行う運用かも重要です。
確認質問の例
- 固定残業代の対象になる業務と時間帯を教えてください。
- 超過分はどの記録をもとに、いつ支給されますか。
- 直近1年間で残業が多かった月・少なかった月は何時間程度ですか。
- 持ち帰り業務を認めないために、どのような時間を確保していますか。
比較では基本給と実残業を使う
月給総額が高く見えても、基本給が低く固定残業代の比率が高い場合、賞与の算定基礎や時間単価に差が出ることがあります。月給総額、基本給、年間賞与、想定される実労働時間を別々に比較してください。
条件が曖昧なまま応募を諦める必要はありません。質問に対して具体的な書面や運用で回答してもらえるかも、職場を知る材料になります。